6月21日の例会では外部から講師をお招きし、学習塾運営に関するお話をしていただきました。
講師は福岡の姪浜地区で、「個別指導塾ジャンプアップ」を運営されている
EUREKA株式会社 代表取締役の福田猛仁先生でした。

福田先生は3つの大手進学塾に勤務されたあと、2012年6月に「個別指導塾ジャンプアップ」を開校、
順調に生徒数を増やし、現在は法人化して、3名の社員と30名を超える講師を率いていらっしゃいます。

個別指導塾ジャンプアップの指導理念は「楽しみながら勉強できる子を育てる」ということです。
これは福田先生が学生時代、難解な学術書を長い期間読み解こうと苦労されていて、
ある時、「わかった!」と理解が唐突に訪れ、強烈な快感があったそうです。
「わかる」ことの快感は何物にも代えがたい。それを生徒さんたちに伝えたいということでした。

しかし、その理解による快感も長期に及ぶ努力あってこそ成し得るものです。
生徒さんが、勉強を楽しめる域までハードワークを行っていく、
そのサポートを「面倒見地域No.1教室」を目指して実行していく。

具体的な方法として、
・ノートの取り方や暗記指導
・予習の繰り返しによる定着効率化
・自習の徹底(10日ごとに5科目で課題を出す、専用の自習机、盆正月以外休み無し)
・一部の学年では集団授業を取り入れて予習を行い、取りこぼしは個別指導でフォロー
・生徒面談、保護者面談、受験ガイダンス、勉強計画作成会、徹夜勉強会
といったことに取り組んでいらっしゃるそうです。

この3年で
「厳しい、でも楽しい、Hard Workingな個別塾」
が実現できているのではないか、ということでした。

質疑応答の時間には、
・開業時のターゲット層と実際の生徒層について
・出店の立地について
・集団授業の位置づけについて
・使用教材について
・現在の講師数について
など、参加者からの具体的な疑問に対して明確にお答えくださいました。

福田先生のお話はユーモアや多少の脱線も含みながらも、理路整然と淀みなく進み、
まさに「楽しみながら勉強できる」時間となりました。
福岡と長崎という土地の違いがあったとしても生かせる、多くのヒントが得られました。

福田先生、お忙しいところ本当にありがとうございました。

長崎学習塾協会では今後も様々な講演会・セミナーなどを行ってまいります。
ご興味のある方はお気軽にお問合せください。